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仕組みづくりで解決!
集客や利益に困らない工務店になる「仕組み」を大公開!
「社内業務フロー仕組み化の教科書」
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第4回:[仕組み1]会社の基盤を構築しよう

こんにちは。

今日は、『社内業務フロー仕組み化の教科書 オンラインプログラム』の第4回目です。それでは、今日も実りある学びにし、頭の中をリニューアルしていきましょう。

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第4回:[仕組み1]会社の基盤を構築しよう
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会社の基盤構築のために、実行していただきたいことがあります。それは「業務フローを構築する」ということです。いろいろな改善しようと思っても、なかなかうまくできないという経験がどこの会社でもあるのではないでしょうか? 多くの会社は、顧客満足につながることを重点的におこないます。例えば、現場をきれいにする活動もそうです。最近は現場きれい活動を重視する会社が、増えてきました。

現場の画像などは、調べればたくさん出てきます。また他社の現場を視せてもらって、真似すれば簡単にできそうだとも・・・。しかし、掛け声だけで終わってしまったり、中途半端にやっている感だけ出していたり、中には「現場きれいに取り組んでいます」といっても、実際に現場ではやっていなかったり・・・

例えば「現場に1日5回清掃」という表示はあるけど、とてもおこなっているように見えないとか、「現場きれい日本一を目指しています」と宣言しても、とてもそう見えないとか・・・・。まあ、目指すだけなら誰でもできますけど・・・・。

こうならないためには、現場きれいができる環境を整備することです。つまり、仕事としてきちんとできる体制や仕組みをつくっていきましょう、ということです。

これは現場きれい活動だけではありません。営業面でいうと全ての営業が同じことが出来ているか、人によってアプローチやステップの仕方が違う、完全に個人営業に頼っている・・・、これは一昔前の営業のやり方であり、住宅営業はシステム化したほうがいいです。これをベストセールスともいいますが、このような進めていけば契約になるよね、という一番良い流れを構築することです。

要するに仕組みづくりの事です。全ての仕事において、この仕組み化化が大前提になるのです。ところが、この部分はおざなりにしておきながら、「あれやれ、これやれ」、「他社でこんなこと聞いてきた」、「今度こんなことに取り組むよ」などなど。社内でどんな声が聞こえてくるか、「また社長が何かしようとしている・・・」。あなたの会社はこのような状況になっていませんか?

これが逆だとどうなるでしょう。

働きやすい環境があり、ミス・ロス・ムダがなくクレームもない会社で利益損失がなくなることで、社員も働き甲斐を感じ、活き活きと働くことができる、それを実現するために、現場を大切にしてコミュニケーションできる場にする、そしてそれを確実におこなうための業務の仕組みをつくる事が重要です。

これは、なかなか自社だけではできません。優先順位で後回しになってしまうからです。新規集客に目が向かいがちですが、紹介や評判・口コミを大事にした集客、これが建築現場を中心に取り組むノウハウです。それが「現場の改善から始める、安定受注、利益確保、そして競合他社との差別化戦略」ということになるのです。

直接受注に結びつかなければ意味がない、と思われる経営者もおられると思います。しかしよく考えてみてください。受注の確率が高くなる、営業の仕組みをつくったら、営業社員のスキルの底上げにつながりませんか?

ミス・ロス・ムダが無くなることで、違算が少なくなったら、利益率改善につながります。コストダウンをおこなうよりも、確実な成果が出やすいですよね。

あなたの会社は、どのレベルにありますか? 社長の掛け声だけで何も進んでいない、こんな状態になっていませんか?一度よく考えてみてください。仕組みが必要なのです。

「業務フロー」とは、業務の内容や流れを視覚的に表したものです。これをベースに業務全体の仕組みづくりをおこないます。そのステップをチェックしましょう。

①業務フローを作成
②業務内容の明確化
③責任の明確化
④特に工事現場での対応の仕方
⑤1つ1つのルールづくり
⑥実践&改善の繰り返し
⑦社員自らが常に更新

この手順で実行してください。

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話は変わりますが、お金持ちの人は、収入を増やすことより支出を減らすことを考えているそうです。支出を減らす、ということは無駄な出費を抑えたり、必要なものだけを購入したりすることですよね。

このことを私たち工務店に当てはめると、ミス・ロス・ムダの3つをなくすように努力することではないでしょうか。計画性に乏しいと自然とこの3つ「ミス・ロス・ムダ」が増えてしまいますよね。それはなかなか気付けないことですし、梃入れする余裕もないものです。

しかし、気付けないまま、または気づいても梃入れしないまま放置状態になってしまうと、経営悪化につながることも事実。そういうことを予防するためにも業務フローを構築して業務全体の仕組み化を図るべきです。社員皆も業務フローを自由自在に活用できるようになれば現場に混乱が起こることもなくなりますし、チームワークもさらに深まります。

何より、今多忙を極めている社長自身にゆとりが生まれる可能性さえあるのです。今日はこのあたりで終えます。

次回は第5回目の[仕組み2]現場でのコミュニケーションです。

最後に、『社内業務フロー仕組み化の教科書 オンラインプログラム』読者登録の特典、「業務の仕組み化チェックリスト」をご用意いたしました。是非チェックしてみてください。

それでは、また明日。

佐野