業務&現場改善コンサルティングをおこない仕組みが出来てきた後は、それを如何にして自分達で考え改善を繰り返す「自立した組織」にしていくかが、大きなポイントになってきます。そこで新たな方法として確立したのが「コーチング」を取り入れた方法です。
何故コーチングなのか?
コンサルティングをおこなうなかで、業務フローや現場体制などの仕組みづくりについては、ある程度の時間等を掛ければ出来ます。しかし、それを実践し継続するという点には、社風や組織、個々のメンバーの実行力などにより差が出てくるのが現状でした。
この仕組みというのは、作成したときは一番良いもののはずです。しかし、普段の業務ではいろいろなことが発生し、この仕組みを変更しなければならない時も出てきます。ところが自立できていない組織では、「実はフロー通りいかないんですよね」「この流れでやるように決めたから・・・」といったことから自分たちで改善することをせず、最終的には「仕組みが悪い」という言い訳で進んでいかないというケースが出てくるのです。
そこで着目したのが「コーチング」です。コンサルティングでは問題解決や具体的な手法を教えますが、コーチングでは各メンバーやチームの強みを最大限に引き出し、目標達成に向けた主体的な行動をサポートするという役割になります。仕組みが出来て、組織として何をしなければならないかが分かるようになっているので、ここから先は自ら問題を解決し、目標に向かって進む力を持つというフェーズになります。そこで「コーチングによる自発的な行動変容」を促すというが必要だと考えました。コーチングは、社員の成長と組織の発展を促進するために欠かせない手法です。
コンサルティングとコーチングの違い
コンサルティングは、組織や業務などの問題の原因を特定し、具体的な解決策を提供するプロセスです。例えば、業務の効率化や組織構造の再設計といった形で結果を出すことが期待されます。一方コーチングは、個々のメンバーが自身で解決策を見つけ成長することを促す支援です。コーチングではアドバイスを直接与えるのではなく、質問や対話を通じて個人やチームの潜在力を引き出し、持続的な変革をサポートします。その結果、組織全体が持続的な成長を遂げることが可能となります。
業務&現場改善コンサルティング&コーチングの流れ
まずはコンサルティングにて仕組みづくりをおこないます。そして仕組みが出来たら目的・目標を設定し、その後は設定した目標に向けてコーチングにてチームの行動をサポートしていきます。このプロセスにより単なる業務改善だけではなく、組織全体が自ら目標を達成できる体制を整えます。つまり、初期段階の仕組みづくり(コンサルティング)と、後半の行動変容(コーチング)が一体となったアプローチでおこなうという流れになるのです。

このコンサルティングとコーチングの切り替えタイミングは、各社の実施状況や取り組み姿勢、会社の考え方などにより異なってきます。
自立する組織に向けて
最終的な目標は、外部の支援がなくても自律的に成長し続ける組織を作り上げることです。コンサルティングとコーチングを通じて、業務の仕組み化だけでなく、メンバーの自己成長とチームの協働を促進し、長期的に成果を出し続ける体制を構築します。自立した組織は、変化するビジネス環境にも柔軟に対応し、持続的な成長を遂げることができるのです。
各社の状況に合わせてコーディネートします
全ての企業が同じ課題を抱えているわけではありません。各社の独自の状況や課題に合わせてコンサルティングとコーチングを柔軟に組み合わせ、最適なサポートを提供します。例えば若い社員ばかりで経験値が少ない場合は、コーチングよりもコンサルティングを主に進めたほうが良いです。逆に組織や仕組みが整っており何をしなければならないかが明確な時は、コンサルティングよりもコーチング主体で進めたほうが良いケースもあります。会社や組織の規模、人財や社風に応じてコーディネートして効果的な変革を実現します。
また必要があれば、経営者に対する「エグゼクティブコーチング」もおこないます。経営者の悩みに寄り添い、経営者自身の課題解決に取り入れてみてください。
◆コーチングの認定を取得しています!
JADP認定ビジネスコーチ、JADP認定エグゼクティブコーチ
工務店以外では
コーチングは業種を問いません。また「業務改善」についても、業務の流れやお客様(BtoBでも可)との接点が明確になっていれば、コンサルティングとしてアドバイスすることも可能です。特に工務店との取引があるような企業であれば、非常に携わりやすいです。何なりとお問合せ下さい。